人間の絆

イギリスの作家サマセット・モームSomerset Maughamの書いた『人間の絆』は実に素晴らしい本だと思う。Maughamは劇作家、小説家だけじゃなく医者やスパイの経歴もあるようで、いろんな人を見てその観察眼から素晴らしい作品を世に出してきた。そして、処世術・人生君も数多い・・・

彼の代表的作品、一番彼が力を入れた自叙伝的小説が『人間の絆』だ。
主人公は足の奇形を持ち(別に歩行障害などの実質的なハンディキャップはないけれど、他人からその外観・歩き方を馬鹿にされ、幼いころから主人公は劣等感に苛まれた)、神にすがったり、神を捨てたり、夢を持ったり、理想を捨てて現実的になったり、、、
だけど、結局、自分なりの人生観を確立していく・・・

その人生観は「好きなように生きればいいのだ、人生に意味などないのだから」というものだ。
これで、主人公は肩の荷が降りたというか、力を抜いて、自由に生きれるようになった・・・

しかし、私は(もちろんモーム自身も自分でわかっている事と思うが)そういう人生観だと、うまく生きれない人は自殺しても構わないという結論に達してしまうことを改めて感じてしまう・・・

何をしてもかまわない。自分がしたいなら、自殺だって構わない。。。

生きていても楽しくないなら、生きていても辛いことばかりなら、死んだ方が得だろう・・・




だから!

私は『人間の絆』の人生観を鵜呑みにはしない・・・




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こんにちは

書籍から感じ取ることって、人それぞれで正解なんて無いんでしょうが、
私の考え方は少し違います。

悩みながら人生を送っているというのは、どんな理由であれそれだけ真剣に生きているからです。
悩みながら追い込まれて(自殺も選びかねないくらい)、そんな時に「人間は死ぬ瞬間まで何とか生きなきゃいけない、意味がないんだから暇つぶしというくらい気楽に生きなさい」と言われて気が楽になるのではないでしょうか?

身体の具合が悪い時に、気楽に生きなさいと言われても難しいかもしれませんが・・・
「自殺してもいい」というメッセージではなく、「気にせず気楽に」というように私には聞こえます。

CaliforniaRocketさんコメントありがとうございます

>書籍から感じ取ることって、人それぞれで正解なんて無いんでしょうが

人それぞれというよりも、何回読んだかで違ってくると思います。僕は十回以上読んだなあ・・・読むたびに、さらに、気づかなかったことに気づけて、考えが変わってきます・・・

「気にせず気楽に」できるような状況なら、いいのでしょうけど・・・例えば、末期癌の苦痛で日々痛みが進行しているような人に「気にせず気楽に」って言えないように・・
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Author:うーたんとみゅう
人生の意味を探り自分の生まれてきた理由・使命をただ純粋に知りたいだけ・・・

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